東京モーターショー２００７
２年に一度の東京モーターショーが行われました
二輪の世界では今年は排ガス規制の関係で既存の車両が軒並み生産終了になったこともあり、その後の動向を見る意味でも興味深いショーなったわけですが、果たして？
特にオフロード。ヤマハがＷＲ２５０Ｒを投入し、排ガス規制に屈しない姿勢を見せていますが、今回のショーにはデコレーションモデルが展示されていたのみ。
いち早く規制対応化してきたメーカーはカワサキでした。
車両そのものはおなじみのＫＬＸで、このクラスでも設計は古い部類に入るのですが、水冷エンジンを採用していたことが救いとなったか。
そのポイントは、電子制御燃料噴射の採用です。
水冷＋インジェクションが必要条件と言うことになりそうです。
ＫＬＸの場合、ボアアップが簡単にできるというのが性能的にアドバンテージですが、フレームの構造上キャブの選定が難しいという難点がありました。燃料噴射はフロートなどを持たないのでその点の設計的には有利になります。セッティングはコンピュータのＲＯＭ値を弄るわけですが、近年は簡単にカプラオンでとりつくものが主流となっており、それはこうしたモデルにも対応するものが制作可能でしょうから期待できます。
しかしながら・・・
なんでこんな顔にしてしまったんだ・・・
ＫＬＸと言えば暗いライトのイメージしかないわけで、それを打開しようとデュアル化してきたのでしょうか？
これはＤ−Ｔｒａｃｋｅｒになりますね。主流はモタードか。
ヤマハからは大型オフローダーの復活です。
シングルエンジン搭載の使いやすいサイズの大型オフローダーとして人気のあったテネレを、ＸＴ６６０をベースで仕立てたものです。
デザイン的にはずいぶん今風になりました。ややオールドイメージだった旧テネレとはかなり趣が異なりますが、なかなかいい感じだと思います。
乾燥１８３ｋｇ、２２リッターのタンク。もちろん中型車よりは重いものの、この手の車両としては十分に使える程度です。いろいろと旧型より機構が増えているので重量増は避けられないですからね。
ヤマハ、カワサキががんばっているのに対し、ホンダ・スズキはやる気無し。
レーサーなんぞを展示して終わり。マーケット的においしくないのか先が見えないですね。
ホンダにはＫＬＸとさほど変わらない時期の水冷エンジンがありますが、それで出てくるとは思えない。ユニカム待ちか。スズキにはスクーターで新しい世代のエンジンがありますが、そのテクノロジーをオフに持ってくることは・・・無いだろうなあ・・・
他、海外メーカーからは大型車。トライアンフタイガーはかなり現代風に、ビューエルユリシーズなどと競合することになるでしょうか。
かつてヤマハにあったオフロードテイストのスクーター、ＢＷ’ｓも新しいコンセプトを。
今回ヤマハはなかなか精力的です。こんなわけのわからんものまで・・・
４輪ですがリーンさせて曲がるバイク的コーナリングのモデル。
バイクをリーンさせるのは遠心力を路面にまっすぐ加重するためでもあるのですが、４輪だと傾けてもどうなのかと・・・
リヤのスイングアーム周りを見てみると凝った作りが垣間見えます。機械的には面白い。
車の方に目を向けてみます。
バイクを積むためのリフトを備えたハイエース。大型車とかロード車に良さそうですね。
なにげに積んでいるバイクがケニーロバーツのＹＺＲ。
スズキにはこんなコンセプトが。
バイク遊びのツールとしての車。こちらはオフロード向きですね。
オフロードつながりで、４輪のラリー車を。
来年のＷＲＣにはスバルとスズキが参戦します。
ここ２年勝ちから見放されたスバル。新型導入でまたかつての強さを取り戻せるのか。
新参のスズキは、トップレベルの戦いができる力をつけられるのか。
どちらも格好良くまとめられていますね。スズキの方が良いかな？
・・・いや、コンパニオンが・・・ではないけども。
はいそれではコンパニオンの皆様から選りすぐりを。バイクの関係者からカワサキ、ドカティの人。
最終日であったこともあり、カメラの対応がうまく、こころよく写真を撮らせてもらえます。
特にカメラの装備がしっかりしている方に目線をくれます。今回はα７００に縦グリップ、ポートレート用の大口径レンズでしたので構えるとこの通り。
上のスズキＷＲＣのコンパニオンは有名なレースクイーンの方ですが、さすがプロ、カメラサービス満点です。ただもう熱狂的なカメコがいっぱい群がっていて、こんな案配ですが・・・
こんな具合で、実はあまりバイクや車に魅力的なものが少なかった様に思われました。車はＧＴＲの一人舞台、バイクにいたっては目玉すらなく・・・
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