File64 塩沢温泉元湯
秘湯、と呼ばれる条件とは?
イメージはやはり野趣あふれる露天風呂ってところでしょうか。ついでに、簡単には行けない場所にある、ということが多いですね。
そんななか、比較的簡単に行けるところにある秘湯として、塩沢温泉元湯を上げてみます。
ここで言う塩沢温泉は飛騨の山中、朝日村にある温泉地で、少ないですが旅館などもあります。
それらから少し離れて山の中へ行くと、「元湯」があります。
ここは地元の有志で管理されている無料の露天風呂。ツーリングマップルにも載っています。
管理人も常駐していません。それだけに利用する側のモラルが問われることになります。電灯などもないので、夜間の入浴は困難です。
温泉は自噴しています。温度はあまり高くないので掛け流しのまま使用してもややぬるめ。もちろん加温していませんから、冬期の利用は厳しい。
一応冬期閉鎖等もないようですし、幹線道路は通れます。ただしここまでの脇道は除雪されないと思われ、幹線道路からは徒歩で訪れることになるのかも。
自動車数台が駐められる程度の広場があり、そこから橋を渡って川の向こうへ。
かつてここは山荘がありました。今も残っていますがすでに使われていません。
山荘には内湯もあり、休憩も出来たようです。これを解放すると管理が大変になることは容易に予想が付くのと、訪れる人が増えるだろう事も。
そしてこうした設備が無くなったことで秘湯として認識されることに。
岩で出来た露天風呂は数人入れる広さがあります。
時折清掃されているようですが、冬期はそうはいかないでしょう。
浴槽内は段差がありますが濁り湯で底が見えないので注意が必要。また周りも滑りやすい。
脱衣中に転けた人も居ますし(謎
温泉は温いので長い時間入っていられる。やはり入浴は夏の間に限った方が無難でしょうね。
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