第35回 国道151号線

 東海から信州へ向かう道路はいくつかあり、それぞれがかつて「酷道」の趣を持っていたものです。
 その中で愛知県の右端を走る国道151号線が今回のルートです。



 まずの話。
 地図によって国道の起点が違うのです。1号線からだったり、23号線からだったり。そこで、23号線の蒲郡からのルートを選択して進みます。



 小坂井バイパスを通って国道1号線とクロス。
 ここから先は間違いなく国道151号線。



 東名高速は豊橋を通っていませんから、豊川のインターが愛知県最東端になります。
 高速を東から走ってくると、ここから西はあきらかに名古屋の商圏に入るのがわかります。



 新城の街なのですが、この風景です。高速道路から10分ぐらいでこれ。



 戦国時代に長篠合戦が行われた長篠城はすぐ近く。
 なかなかにインパクトのある看板ですが・・・



 道路が二手に分かれますが、メインは浜松へ向かう国道257号線となり、脇道へそれるような形で国道151号線が続いていく。大半の車は浜松へ。



 湯谷温泉を始めとし、このあたりには温泉がいくつもあります。
 道路沿いにも多くの温泉施設がありますが、古くからの温泉はやはり湯谷。ほかは近年開湯の新しい温泉が多い。



 JR飯田線は国道151号線と付かず離れずの関係で北へ向かいます。
 全国でも有数の「秘境駅」の宝庫として鉄道ファンに人気のこの路線。そんな路線とともに走るのですから、道路の秘境度も必然的に高くなっています。



 ちょっと寄り道してきました。
 少し国道を離れると、いくらでもある林道群。少々アクセスは不便ですが、そのためか林道は多く残っています。



 かつて、この界隈には日本で一番小さな自治体として富山村がありました。2年前でしたか、豊根村に編入されて消えましたが、平成の大合併以降「村」や「町」が少なくなり、貴重な物となってきています。



 坂宇場の難所も今では立派な道になっていました。
 かつて酷道として名をはせた道も昔の物になっていく。



 しかし、それも長野県境を超えるとまだ以前のままの狭隘路が残っています。



 国道418号線も「酷道」としては第一級のものですね。いつかは制覇せねば。



 風景が街のそれになってきました。もうすぐこの道の終点、飯田市街地です。



 飯田では国道153号線、256号線などに接続。
 恵那山を潜ってきた中央道も通る街ですが、行く行くは遠州方面へも高規格道路が繋がる予定。その一部が無料開放されている三遠南信自動車道。



 飯田駅前の中央町交差点が終点でしょうか。

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