File58 ネッククーラー
暑い夏。灼熱の太陽。バイクで走るのには大変な季節ですよ。
走っても生ぬるい風、停まってしまえばもわ〜っと熱気が・・・
そんな夏を少しでも快適に走りたい。
ちょっと登山用品を見てみましょう。
登山とバイクはよく似た道具が多い。野山へ行くという共通項があるので特にオフロード用途には向いたものがあります。
そんな中に、こんなものを見つけました。その名も「ネッククーラー」
早い話が1枚の布です。ハチマキの様な細長いもの。材質は肌触りの良い綿ですね。
この布、輪にして首に巻く様にして使います。
そうですね、あたかも首タオルの様に。
タオルと違うのは、タオルは汗をぬぐうものあるいは吸い取るもの。ネッククーラーは汗を出さない様にするものです。
中央の部分に、綿が入っていて厚くなっています。
ここに水を含ませていこうというものです。
たっぷりと水を含ませましょう。
水は水道水に限りません。渓流の水でも良いのです。飲み水と違って、手に入りやすい水で大丈夫です。
これは、気化熱を利用するものです。水分が蒸発するときに、廻りの熱を奪う効果がある。
登山では、自分の体温でネッククーラーの水分を蒸発させていくわけですが、バイクの場合はちょっと違う効果になります。走行風によって乾燥しやすいので、強制冷却的な感じです。歩くのと違って多少水分が多くても気にはなりませんから、しっかりと水を含ませておくとヒンヤリして気持ちいい。
さらに、2次的な効果もあるのです。
オフ用品の場合、たとえばヘルメットはひさしがあるので前は日陰になりますが、後ろは無防備です。オフのジャージは襟も短いので、首の後ろはかなり開きます。日差しがきついとそこが日焼けしやすいのです。
そこへネッククーラー。露出部分をカバーすることが出来るのと、水分により冷やしながらなので焼けにくいのですね。
夏のライディングを快適にするアイテムとして、かなりポイントの高い逸品です。
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