編集長の執筆室

 ちょいと余裕があったためか、なにやら容量が増えてしまった原稿フォルダ。ちょいと出来上がりに時間がかかるかな・・・
 そんなわけで、本腰入れて書こうとお出かけの計画・・・て相変わらず意味不明だが。



 お出かけにはカメラが欠かせないのだけれども、最近はデジタル一眼レフ1台で済ませていた。ところが先日来調子が悪い。レンズを認識しなくなる様な。
 夏も近づくことでもあるし、今のうちに修理に出しておこうと言うことで、今回の相棒は銀塩一眼レフだ。もっとも昔使ってたヤツはすでに不動品なので、手持ちの周辺機器環境で使える出物を入手してあった。銀塩ではちょっとスナップ、ともいかなくてコンパクトデジカメも必要になるので荷物が増える。一眼のレンズもいつもの高倍率ズームは使えんし。フィルムも嵩張る・・・
 そう、なによりフィルムの入手に困った。近所の店にはISO400以下のフィルムは売ってない。せっかくだからREALAが欲しい、リバーサルも欲しいなあとか考えてると買える店は限られているのが銀塩の現状。そりゃそうだ、自分もかれこれ7年ぶりぐらいかね、フィルム買うのは・・・BACKtoOFFroadも初期は結構銀塩が活躍していたんだけど・・・ほとんどが「写るんです」だったが・・・今ではデジタルオンリーだもの。



 土曜日の朝、名古屋駅。いつもの駅蕎麦屋の前を通ったら茗荷の蕎麦とか。これは喰わねばと朝飯。

 思えばこれが失敗の始まりだった。

 蕎麦喰ってるうちに時間は9時に近づき、どこへ行くための列車にも間に合わなくなり・・・



 無難な線でいつもの「ワイドビューひだ」へ。
 最近は自販機で切符を買うと窓側指定とかが可能なのでいつもそうしている。喫煙車両でも良いから窓側を確保。通路側では仕事にならん・・・というより隣に人がいるとやりにくいし。



 今回は高山まで。
 ここまで仕事は捗ったが、なにぶん容量多すぎて終わったのは半分ぐらいか。



 この街には度々来てるので別に用事はないのだけど、新しいカメラの調子でも見るかと。
 実はコンパクトデジカメも壊れて・・・執筆室以外の今月号の写真はまだ旧カメラだが、ところどころ露出のおかしいのがある・・・新しくしていた。これは今後の取材に使うので傾向をはやく掴んでおきたいところ。
 Nikon COOLPIX P5000、一眼レフより高画素の10Mピクセルだけど、どうせ3M以下でしか使わんだろうな。
 広角で撮るとゆがみが大きいのとデータ書き込みに時間がかかるのを今後どう使うか。



 この街へ降り立ったからにはラーメンだろね。それと飛騨牛の串焼きもお約束のように。電車だからアルコールもOKよ、と。



 さらにはいつもの陣屋前団子店でみたらし団子。ここのは甘くないのでお気に入り。



 さて、ここからどこへ行こう。奥飛騨温泉郷だな、やはり。
 新穂高ロープウエー、呼ばれるモノはあったが、いざとなると気持ちの整理が付かず。



 濃飛バスが平湯温泉へ。このあたりどこでも温泉には入れるが、神の湯へ入らねば・・・と雨の中を歩く歩く。
 上っていく際に4駆軍団に抜かれたが、駐車場の整理をしていたようでなかなか入ってこなかったから貸し切りでこの素晴らしい湯を楽しませてもらった。

 さて、次はどちらへ・・・

 高山へ戻っても富山へのルートはまだ災害から復旧していない。前回来た神岡鉄道は廃止されてしまっている。
 そこで今回は松本へ抜けようと。しかし松本行きのバスはずっと後になる。



 そんなときは乗り継ぎよ、ということで。
 安房峠道路を抜けて釜トンネルに突入する。乗り継ぎの駅は・・・



 そう、上高地である。



 河童橋までは行きましたけどね。
 あいにくの天気で穂高の山は上の方が隠れてしまっている。時間も遅いのでイワナも喰えん。

 上高地はなんどか来ているはず。以前はマイカーもバイクもOKだったから。
 それからかれこれ20年近く。大正池にいくつもあった立ち枯れの木が少なくなってしまったのは環境破壊の所為ではないはずだが。枯れ木はいつかは崩れ去るものだった。



 最終一本前のアルピコバスで新島々まで、そして松本電鉄に乗り換える。
 帰って帰れない時間じゃないが、今日は土曜日。帰らなくて良いので松本泊まりとしようか。



 仕事が終わらないので、ホテルも執筆室だ。
 よく考えてみれば、家で書けないのは単に机といすがないからじゃないのか?



 朝からいろいろとルートを考えるも、どれもいまひとつ。中島氏のレポにある燕温泉に非常にそそられたがちょっと時間が遅い。昨晩予定立ててれば・・・
 天気が悪くてはアルペンルート越えも何なので、小谷温泉へでも行こうかと。

 回りは見慣れた風景の信濃大町。JR大糸線をゆっくりと北上。



 やっぱりアルペンルートだったかなあ・・・都合6時間はかかるのでもう少し早く動いていれば。



 駅名標が高山植物の花畑になりはじめたらもうすぐ終点の南小谷。
 取り抜けてしまうと帰りが遅くなる。2時間あまりの折り返し時間で温泉へ行こうと算段するが。

 バスで40分かかるとか。

 時間が微妙なので難しい。タクシーは?聞いてみれば往復で1万円超えるとか。ちょっと高すぎないか?
 これは無理だ。白馬の駅あたりでレンタカー借りるべきだった様だが今となっては遅い。

 小谷温泉はまたの機会にして、近くの下里瀬温泉へ。銭湯みたいな浴場だった・・・
 しまったなあ、この地域はほかにももっと良い温泉有ったのに。大失敗だ。

 温泉からの帰りは歩いて写真を撮りながら。MINOLTA α7の軽さ、シャッターの切れが心地よい。デジタルのα7Dで撮るのとは違った感覚がある。ただ、最近デジタルに感化されすぎていてシャッターが切れたらモニターを見る癖が・・・α7のモニターには当然なにも映るわけがない。
 また、一発勝負の緊張感も復活した。デジタルだと同じ写真を10枚以上条件変えて撮ることがあるのだけどフィルムに限りのある銀塩ではそうはいかん。入手して1本目〜2本目のフィルムでしかない今、プログラムと絞り優先で冒険しない絵を撮るのみ。昔銀塩を使っていた頃はそんな感じだった。いろいろと弄ってみる気になったのはデジタルに移行したからで、そこからのフィードバックをこれから銀塩撮影に生かしていくことが出来れば・・・



 昼過ぎなんですけど。駅前には「ラーメン大学」があるのみ。時間もないし、キヨスク・・・も無いが・・・・駅の改札になぜか「ますのすし」が販売中。買って帰りの車内でいただきましょうか。



 帰りの特急券は朝の松本駅で買ってあった。例のごとく自販機で、進行方向と山の方向から決めた席。
 JR東日本のE257系。振り子ではない普通の特急で、「かいじ」などに使われるやつ。このあとの「あずさ」は振り子車だったが・・・まあ振り子はこのあと乗り換える「しなの」で乗るからまあいいか。結構新しい車両なのでこれはこれでアリ。9両編成の特急は南小谷駅のホームでは端から端まで使うほど。
 糸魚川からのキハ52が到着して数人が乗るまで乗客は他に居なかった。

 さて、あと3本ネタがあるぞ。問題は「あずさ」も「しなの」も降りるのが終点では無いことだな・・・

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