File22 撮影行

 旅の荷物は目的によって違ってきます。キャンプが目的ならばテントや炊事用具が多くを占めるでしょうし、林道が目的ならば極力荷物を減らす方向になるでしょう。
 今回の旅の目的は、写真です。写真を撮るためにバイクで走ります。

 基本セットはタンクバッグ、リヤバッグ、デイパック、ウエストバッグです。



 基本の荷物として、衣類や雨具はリヤバッグに納めて車体に積みます。使用したリヤバックはGoldwinのもので、オフ車使用を前提に中型のモノを選定。これは別体のベルトを車体に着けてバックルで固定するのですが、キャリヤがあるとうまく安定しません。本来はシートレールに通してフェンダー裏で絞めるもの。キャリヤ上で浮いてしまうので、ネットで固定することにしました。安定感は抜群になりますが、バッグの開閉には不便です。



 ツーリングですからタンクバッグは必需品。地図がメインです。
 問題はタンクに付けられたシュラウドがプラスチックであること。空冷のエンジンなのにスタイルのためだけに付けた「なんちゃってシュラウド」の所為でマグネット式はうまく付きません。
 とりあえず鉄の部分にマグネットを付け、マップホルダーのゴムバンドをガソリンキャップに巻きつけ、後ろはナイロンヒモで浮き止めをしてその場しのぎ。もちろん非常に不便です。地図をめくるのにはゴムバンドを外さなきゃいけませんから・・・降りるときにバッグ持って行けませんから・・・ということで、貴重品は何一つ入れられません。



 今回のメインは撮影なので、カメラ関係はそれなりに。バイクですからあまり多くは持てないので目的を絞って機器を選定。
 カメラはデジタル一眼のα−7Degital。Jpegだけで撮っていますが、1枚あたり6〜8MBになりますので記録カードは1GB、512MB、256MBの3枚、それに非常時のためにCF/SDアダプタを。携帯電話のカメラが発達したおかげでコンビニなどでもMiniSDカードが買えます。アダプタはそれを使えるようにするため。容量的にはこれで280枚ぐらいは撮れますが、必要であればパソコンへ逃がすのみです。
 レンズはメイン用に18〜200mmをカバーするタムロンA14を。北海道ならば望遠より広角側が威力を発揮します。フィルターは常用を2Bスカイライト、必要に応じてハイコントラスト用PL、減光用ND4、夜の効果用スタークロスを。
 これらをウエストバッグに入れます。貴重品入れにもなります。



 常用が18−200だとレンズはほとんど交換しませんが、目的を絞ったレンズを1本追加。花を撮るにはこのレンズということでSTF135mmを。大きく重いレンズですからこれはデイパックへ。
 カメラ用のバッテリーは2個持ちましたが、これで800枚ぐらいの撮影能力。充電器も持っておきましょう。ACケーブルは一般的なモノなのでパソコンのケーブルと共用にして荷物を減らします。
 パソコンは今や絶対的必需品です。特に今回のように飛行機で行く場合、便の予約や変更、ホテル手配、情報収集には携帯のiモードだけでは対応しきれないのです。またデジカメのデータを保存するのにも使います。持ったパソコンはVaioPCG−U3、10GBのDドライブは写真用にしてあるので、1500枚以上は保存出来ます。SONYなのでCFカードを使うにはアダプタが必要ですが・・・
 通信用にはPHSカードと、FOMAケーブルを。ホテルではLANケーブルを貸してくれるところが多いので高速インターネットも可能。ほかにもパソコンには、携帯電話の充電用という使命も。USBケーブルで充電器の代わりにします。荷物削減のために。

 デイパックはMILLETの軽登山用25リットル。安定感と背負いやすさはさすがの一流品。



 カメラはバックアップ用にコンパクトデジカメも持ちます。これは常に首から提げておき、走りながらも撮影可能です。CoolPix880は古いモデルとなりましたが、左手でシャッター切るにはそこそこの大きさがないと不安定なので未だ代替え出来ません・・・
 三脚撮影する場合、セルフタイマー使用の場合はコンパクトを使います。バイクで持ち運ぶ小型三脚では一眼レフは支えられません。ただし、長時間露光などの支えとしては使用することも。
 なお、携帯電話も街角スナップには活躍します。今や画質もヘタなデジカメ並みですから。

 蛇足ながら今回のウエア類は、町歩きに対応するものとしています。ジャケットにGパン、トレッキングシューズ。雨具はカッパとスパッツ、ネオプレンのグローブ。ザックカバーを忘れずに・・・

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