File61 祖谷渓の秘湯
秘湯と呼ばれる温泉もいろいろあります。たどり着くことさえ難しいものも多く存在します。
そんななか、比較的簡単にアクセスできてなお秘湯の趣ある温泉もあります。
四国の中央、祖谷渓にひっそりと立つ一件宿、祖谷温泉。
大歩危小歩危の渓谷の裏、狭い県道を延々走ってたどり着きます。普通にバイクや車で行けます。
この温泉は、なんと自家用のケーブルカーを持っています。
それは、この渓谷があまりにも深いため。温泉は谷底にありますが、そこに宿を建てるのはどうも。ということで温泉だけ谷底に作り、そこまで客を降ろすためにケーブルカーを設置しています。
入湯量1500円を払ってケーブルカーの人に。
ケーブルカーは、車両に動力を持たない車輪付きの籠で、ワイヤーウインチでぶら下がっています。斜めのエレベータという感じでしょうか。
一個の宿が持つものとしてはかなり長く、結構楽しめます。
籠は2列シートの階段状のものでその傾斜角の強さがうかがい知れます。
また、運転は乗った人がボタンを押すことによって開始されます。もちろんみんな初めてでしょうね。
さて、谷底にたどり着きましたよ。
ケーブル駅の下に露天風呂があります。最近改築したようですね。結構歴史の古い温泉なのですが新しい建屋です。
露天風呂は渓谷に面しているので眺めは最高。涼しい風にあたりながらの湯も炭酸分があって最高です。
帰りのケーブルカーが暑くて汗かいてしまいますが・・・
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