File58 知りたい?

 オフロードバイクには大抵タコメーターが付いていません。スピードメーターだけの場合が多いですね。
 林道などをそれなりに走っているときには見る余裕もないからそれで良いわけですが、通常走行時はどうでしょう?

 マニュアルミッションの車に乗るとき、ほとんどタコメーターを見ています。ギヤシフトは速度でするのではなく、回転数を合わせるためにしていくのですから。
 もちろん、バイクでもそれは同じコトです。タコメーターが無いと、力感で変えていくわけですね。そうすると、それなりの走行時は合いやすいのですが、ダラダラ走っていると速度が落ちて加速しなくなって2速落とし・・・なんてのがよくあることで。

 やはり回転計は欲しいなあ、というところです。

 また、空冷エンジンの場合、油温も結構気になるところです。とくに油量が多く冷却の目的も持っている油冷エンジンの場合、その温度を知りたいという意識は強いです。
 このあたり、それぞれのメーターが付いている大型車ではそれらを特に気にして乗っていることが多いので、強く感じるところです。それは気にしなければならないコンディションの、古い車両であることも一因ではあるのですが、別の目で見ると、限界に近い走行をする小型車の方がもっと気にしていかなければならないところかも知れません。特に少しでもエンジンを弄っている場合は。

 オフロード車はメーター回りがコンパクトに作られているので、メーターの追加は難しい。特にデジタルメーター、中でも大きいSUZUKIのメーターの場合は回りにスペースがありません。機械式のメーターは大きく重いですしね。
 そこで、デジタルメーターの採用です。いくつかのメーカーからデジタル式の追加メーターが販売されています。その中で、「回転数」「油温」の2つに絞って選んだのはDAYTONA製のものでした。



 些かコンパクトとは言いにくいのですが、文字の大きさがあまり小さいと視認性が悪くなり、あまり役に立たなくなります。
 SUZUKIのメーター周辺にはスペースがありませんから、ハンドルバーに取り付けます。

 このメーターは、上が回転計、下の左が油温計です。油温計は水温計としても使えます。下の右は時計になっています。時計は車体のデジタルメーターに装備されており、そちらが多機能で正確ですのでこのメーターには必要有りません。かなり遅れる傾向もあり、私的には無い方が良かったのですが。もちろん、機械式のスピードメーターなどの場合はこの時計も重宝しますね。

 回転数は、機械的に測定をしているわけではなく、点火パルスを拾います。そのため2ST/4ST気筒数などで設定を変えるのですが、SJ45の場合は4STの2気筒で設定します。単気筒設定では回転数が半分で表示されます。最近の車両では気筒数にかかわらず1回転2点火のエンジンが増えているということで、SJ45もそれにあたります。



 油温はセンサーを取り付ける必要があります。どこから取るか探さなければいけませんが、SJ45はおそらくここからしか取れません。
 ここが問題で、なにぶんオフロード車なものですから、引っかけたり打ったりするきっけんが常に伴います。なにせ直前のフレームに打痕があるぐらいですから・・・

 さて、取り付けてみたところ、やはり便利。
 普段、自分の走行は5000回転あたりでのシフトアップだったようで。吸排気系の変わっているこの車両の場合、出力ピークは8800回転程度。現状でMAX11500回転超までは回る、ということが解りました。セッティング時にも便利なので、一つあっても良いと思います。

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