其の六 渡し船

 バイクとは直接関係ないのですけれどね。
 創刊号で走ったのは木曽三川。そのときに走った長良川堤防通称「中堤」には、渡し船があります。創刊号でも少し触れましたか。



 中提は三重県から岐阜県方面の林道へ行く際に利用することの多い道です。信号が少なく流れが速い。そんな道の途中にポツンと立つ小さな小屋。
 そこには「県営森下渡船」とあります。



 昔、創刊号のころは看板の文句も違っていました。船頭さんが常駐しており、旗が揚がっていたはず。
 その後、予約のあるときだけ来る、という形になったようです。常駐するほど利用者がいないのでしょう。
 後日談として6月現在、この看板は新しくなっています。絵入りのものに掛け変わっており、渡船そのものは残っているようです



 ・・・のですが、この船ではどうでしょうか・・・
 以前はモーターボートが停泊していたのでそちらが本当かも知れません。



 今年、この場では世界ボート選手権が開かれます。このあたりの設備は整えられ、立派なコースとなっています。川の流れが穏やかで水量の多い長良川、最高の条件でしょう。
 渡し船は過去のモノになっていきますが、水の上を走る船はいろいろな形で存在していくわけですね。



 渡船小屋の裏に、木の棒が立てかけてありました。何だろうとよく見てみれば、それは船の櫂でした。
 木曽三川が集まるこの地域、残念なことにこの渡船を使っても行けるのは木曽川との境にある堤防のみ。長良川は三川の中央なので、どちらへ向いてももう一回大河を渡らなければ行けません。
 この渡し船は、私の知る限りではもう一カ所長良川に「日置渡船」がありますが、揖斐川、木曽川には見つかりません。同じあたりに渡船があって観光利用すればまだまだ行けるような気もするのですが・・・

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