第29回 国道367号線

 古の昔。日本海で採れた鯖を京の都へ運ぶルートがありました。それを「鯖街道」と言います。いくつかのルートがあったとされています。
 国道367号線は、そんな鯖街道の一つ、朽木ルートで京都の北西に入ります。



 国道303号線から熊川で分かれます。取材の2日前、この近辺で崖崩れがあり、国道を走る車に10トンの大石が当たった事故がありました。またこのあたり林道の多い地帯なのですが、多くの林道で地滑りや崖崩れが起こっています。



 「鯖街道 朽木宿」の文字がこのルートの生い立ちを示します。
 道の駅に立ち寄ります。



 想像通り、鯖のオンパレードでした。
 「鯖の生き腐れ」と言われるほど鮮度の落ちやすい魚ですから生の用途はほとんどありませんが、加工して日持ちをよくすることが昔から行われており、それを都へ運ぶことが出来るようになったから「鯖街道」が生まれたわけです。



 鯖寿司もいろいろと形を変えているようです。焼き鯖とか。
 加工して日持ちは良くなったのですが、全て要冷蔵となっており、バイクでのおみやげには向きません。昔は冷蔵運搬できなかったと思うのですが、最近は冷蔵が必要な何かがあるのでしょうか。



 オーソドックスな鯖寿司を昼ご飯にします。酢で締めた鯖に酢飯。押し寿司にしてあります。味もごくオーソドックスなものでした。



 途中に「途中峠」があります。
 今は有料のトンネルがメインルートとなっており、旧道は市道扱いになりました。ここからは琵琶湖大橋へ抜けることも出来ます。



 さて、滋賀県から京都府へ入ります。花折峠を下りると大原です。三千院へ寄ろうかと思いましたが、時期は紅葉盛んな頃、バイクの駐車場すら有りません。車やバイクで来るところではないですね。断念して通り過ぎます。

 京都は比較的走りにくい町で、市内に入ってからがここまでの距離に匹敵するほどの時間が掛かります・・・



 五条で国道一号線にぶつかって終了です。

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