オフロードバイクはほとんどチューブ入りタイヤですね。チューブ入りのタイヤは比較的簡単にタイヤの脱着が可能です。ビードがそれほど固くないですからね。
タイヤをショップで交換してもらうとそれなりの工賃がかかります。せっかく安いタイヤを探しても工賃の方が高かったりするとアレですね。
じゃあ自分でやりましょうか。
バイクからタイヤを外して料理開始!
フロントは簡単ですからリヤからやりましょうか。
リヤタイヤにはスプロケットやディスクブレーキが付いていますから、そのまま地面に転がすと痛みます。何か台が必要ですので、今回は古タイヤを利用します。
傷を付けたくないのでリムガードを使ってみました。
ま、もっとも最初だけでしたが。だんだん面倒になってきます。
タイヤレバーは最低2本は必要です。一本ではなかなかタイヤは外れません。太いタイヤだと3本以上使って作業します。
手は2本しかないので、レバーの1本はスポークに引っかけられるものを使うのが便利です。この場合、最初にこのひっかけレバーで剥がすのは大変ですから、普通のレバーでタイヤを引き起こしたところへ引っかけレバーを差し込んで、要は戻り止めに使うということですね。
タイヤをはずす際にはいろいろなやり方があるでしょうが、一つの方法としてこういうのはどうでしょう。
両側を完全に外すとホイールはタイヤの中に落とすことが出来ます。そうするとホイールは手で引っ張り出せます。レバーで片側に抜く方法よりも簡単に済むと思います。腕力もそれほど要りませんし、チューブをタイヤ内に残したままで抜けるのもメリットです。
今回の作業は実はタイヤ交換ではありません。回転方向入れ替え作業でした。
ミシュランクロスAC10は回転方向の制限がありません。偏摩耗してきたら前後入れ替えて使えます。同じ方向に向けてしまわないように気をつけて入れます。
入れ方も抜くときと同様、ホイールをタイヤ内に落とし込みます。これはタイヤを立てた状態で、体重をかけて押し込んでやればほとんどレバー使わずに入ります。最後に少しレバーを使いますが、力はいりません。滑らすだけの目的で使います。新品のタイヤの場合はここで初めてビードクリームを塗りますが、それはほんのわずか20cmぐらいのところだけです。
最初にビードクリームを全週に塗ってしまうと滑って入れにくくなりますから最後の最後だけにします。
タイヤをリムにはめていくときは、バルブ位置から90度のところから入れましょう。ビードストッパーのある車両はバルブの反対側にストッパーがありますね。
ビードストッパーやバルブのところは、ビードが中に落とせません。最後の部分を入れるときに、その反対側はビードを落としておかないと入らないのです。タイヤはゴムとはいえ、レバー程度では延びませんから、ビードを落として引っ張りしろを作るわけですね。
つまり最後に入れるところの反対側に、落とせない箇所があっては具合が悪いわけです。そんなわけで、入れるときはバルブおよびビードストッパーの90度方向となります。
やっと入りました。前輪は30分もかかりませんが後輪は外してからはめるまで約1時間の闘いでした。今回は100幅でしたから、全然力は要りませんでしたが140幅あたりになるとかなり大変です。
空気を入れる前に、バルブがまっすぐに向いているか確認します。もし曲がっていたら、ホイールを強引に回してまっすぐにしましょう。新品のタイヤは比較的簡単に回るのですが、入れ直しのタイヤはどうにもうまく回りませんね・・・
さあ、空気入れてビード出しましょう!980円のエアコンプレッサで楽勝です。
が、
・・・いつまでたっても圧力があがりません・・・
やってしまいました・・・
ビード噛みを防止するためにチューブに空気が入ったままで作業したのですが、タイヤレバーで捏ねた際にチューブをレバーで傷つけてしまった様です。
残念、やり直しです。
タイヤパッチおよび糊は100円ショップで買えるようになりました。安くなったもんだ。
今度は噛まないように慎重に・・・