Ｆｉｌｅ４６ 中国道？山陽道？
関西から西へ向かう場合、高速道路のルートが２本あります。開通の早かった中国道と、瀬戸内に沿う山陽道。
昔からの街道に沿うように都市が出来ており、その街道と名の同じ山陽道はやはり大きな都市を結んでいます。神戸、岡山、広島などなど。このルートは列車でも幹線となっており、新幹線もこのルートですね。
逆に中国道は、大きな都市がありません。列車でも同様のルートがないわけではないものの、連続した幹線ではなく陰陽連絡線の連結と言った風情。
さて、この２本の高速道路、どちらを選択するのが良いでしょうか？
開通したのは中国道が先でした。これは用地確保がしやすかったというのがあるでしょうか。実際走ってみると、中国山地の真ん中を走っている割にはトンネルが少ない印象を受けます。山陽道は逆にトンネルが多く、開通もかなり遅れていました。
山陽道と中国道の最大の差は速度制限です。中国道はほぼ全線に渡って８０ｋｍ制限、中には６０ｋｍ制限の区間さえあります。山陽道は１００ｋｍ制限の区間が多く、ペースは当然山陽道が速いですね。
そして、バイクにとってはもっと大きな問題。
それはガソリンスタンド。夜間ともなると特に問題が発生するのが中国道の近畿方向です。夜間においては２００km近い無給油区間が発生してしまうのが一番の問題であると言えましょうか。２００ｋｍ走れないバイクはいっぱいありますからねえ・・・
私は個人的に中国道の方が好きです。それは、交通量が比較的少なく、またアップダウンやカーブなどがあって退屈しないことから。航続距離が長くまた馬力に余裕のある車なら、中国道の方が面白い。それはバイクでも同じで、３００ｋｍ程度走れるバイクならば問題はないわけです。速度制限の差はあるので急ぐときは不向きかも知れませんが、どうしても長距離使用になりがちな道なので速度は特に問題にならないので。
これからの期待は山陰道ですかね。米子周辺などかなり整備されては来ましたが、まだまだこれからです。全通するまでは相当掛かりそうですから、そのころに自分がバイクで走れるのかは・・・？
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