File54 城崎温泉
城崎温泉は近畿地方の西の端、日本海に面した温泉街です。
国道9号線からは離れていますが、海岸線を走る但馬海岸道路が近く、また近隣に林道も数多くあり、バイクで訪れるにも良いところ。
温泉街は山陰によくあるタイプかと。
こうしたロケーションは温泉らしさの象徴となっています・・・ね。
街には駐車場が少なく、駅近くのモータープールを使うことになります。バイクの場合は川沿いに停められそうですが、何台も並べるわけにはいきません。それに歩いてこその温泉街、バイクを預けてゆっくり回ってみましょう。
城崎と言えば外湯。まずは駅前に一件。さて、どこへ行きましょうか。
見つけた外湯。もっとあるのかどうか判りません。
どれもやや作りすぎの嫌いがあります。
入浴料は500円。玄関口には客引きよろしく係員が待ちかまえています。温泉浴場としては決して高くありませんが、外湯巡りをするには500円は高いのでいくつかに限ることになるでしょうか。
ここは無難に一の湯へ。ここには洞窟風呂なる半露天風呂もあります。
外湯巡りをする温泉は全国にいくつもあります。
そんな中、城崎温泉は観光地としての要素が強すぎるのでしょうか?風情が今ひとつに感じられてなりません。
とは言っても、それは外湯巡りに鄙びた温泉地を重ねる色眼鏡を通してのもの。純粋に温泉地として見たとき、城崎温泉の魅力はなかなかに大きいものであることに代わりはありません。
ロープウエィで日和山に登れますが、ここには林道を使って行くことも出来ますから我々には無縁のものですね。
ここの林道はフラットすぎて走りにくいほどで・・・数年前のことですから、今はどうなっているのでしょうか。
温泉場にはよくある温泉寺。ここにもやはり。
城崎でのおみやげと言えばやはり蟹でしょう。海産物を扱う店が何軒も並びますが、ほとんど店の前は蟹ばかり。
高い蟹は買えませんし、バイクではちょっとねえ。
仕方ないので駅弁の蟹寿司で。甘みのある蟹身がうまい。
城崎温泉へのアクセスは舞鶴道福知山からあるいは播但道から。比較的交通量が多く快適とは言いにくいですがそれほど時間も掛からずに到達できます。関西からのツーリングに如何でしょう。
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