File50 喜多方ラーメン食べ歩き

 ラーメン。

 蕎麦やうどんに比べて、ご当地物が多い食べ物です。それがブームとなり、全国のラーメンを扱ったテレビ番組などもちらほら。
 九州の豚骨と並ぶ東の勇は、福島県会津の喜多方ラーメンです。



 会津地方の中心は隣町の会津若松。郡山から新潟を結ぶJRの磐越西線はここ喜多方までは電化区間で、快速列車も多数走っています。
 車やバイクでも同様に、郡山から新潟を結ぶ高速道路、磐越道の西区間があります。



 駅前にも数軒のラーメン屋があります。「平和食堂」は芸能人が多数訪れる食堂の様で、壁には色紙がいっぱい。
 隣の櫻井食堂の元祖蔵ラーメンは喜多方ラーメンの中では変わり種です。



 比較的あっさりとしたスープに、何種類もの具が入った蔵ラーメンは全国に店がありますね。
 しかしこれが喜多方ラーメンの味だ、というには少し語弊があるかも知れません。



 ラーメンを売りとした街です。当然のようにこうしたテーマ館があります。単に土産物屋ではありますが。
 何種類ものラーメンがあり、このなかから一つを選ぶのは困難ですね。



 駅前よりも街中にラーメン屋が集中している。これだけ集中しても続けていけるのは、グルメブームで遠くから観光客がラーメン目当てで来ることとともに、皆ラーメンが好きであると言うこと(そうでなければこれほど増えなかっただろう。ブーム以前からすでに多かったのだから)でしょうか。



 喜多方はまた蔵の街でもある。古くから使われてきた蔵はもちろん、新しく立てられる蔵もある。
 ラーメンと並んで蔵でも街をアピールする。この町の観光の形は、自然の産物ではなく人間の手によるもの。



 お、ここでも行列が・・・と見てみれば、ここもまた全国に同名の店がある坂内食堂。
 「食堂」と名の付く店が多く、ラーメンが特殊な物ではなくあくまで食の中心であるかのような存在でしょうか。



 そして、元祖と噂されるのが「まこと」です。
 ここもしかし、ブームとなった今は多くの人出あふれかえっています。

 かつては店主が作っていたラーメン、今はアルバイト?の若い男女が厨房に入り、また給仕に回っています。
 店内はとてもあわただしく、ゆっくりと味わえる環境ではなくなっています。



 これが「まこと」のラーメン。
 王道、ですね。

 ここにはラーメン以外のメニューはありませんでした。宿泊でこのあと走らなくて良いことを幸いに、餃子をアテに生ビール・・・という希望はここでは叶えられませんでしたが、ラーメンの味はなるほど納得元祖の味、と評価できます。



 ここ「まこと食堂」をはじめとして、いくつかの店が「老麺会」というのれんを掲げています。やはりそれらの店が人気となっているようです。

 喜多方へ通い出して18年、未だ全てを味わうには到底至らないほどのラーメン屋の数。
 さて、貴方は喜多方を制覇してみますか?

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