File42 上野のバイク街
バイク用品はどこで入手されているでしょうか?
田舎の町では大きな用品店はありませんから、通販に頼ったり馴染みのバイク屋で取り寄せてもらったり。
あるいは大きな用品店のある街まで出かけてみたり。
北へ旅立つ旅情を全面に押し出したのは、バイクではなく列車たちでしょう。
今は東京駅から八戸行きの新幹線がわずか数時間で到達してしまう時代となり、そうした長距離列車の旅情もなくなりました。20年以上も前には上野から多くの長距離急行・鈍行が北を目指していたものです。上野〜青森まで24時間近く走り続ける鈍行もありました。
今ではバイク旅でも高速で一気に、ということが可能になりましたが、列車や飛行機に比べればまだまだ時間の流れが遅いために北への旅情は少しは残っているというものでしょうか。
そう、ここはその上野です。
上野駅を中央改札から出て、昭和通りを歩きます。
昭和通りは国道4号線、まぎれもなく北への旅路です。
その昭和通り、別名を「バイク街」と言います。
昭和通りの両側には、おびただしい数のバイク屋が軒を連ねています。
立地上その多くは間口の狭い店となり、必然的に用品店が多くなります。
ここに昔からこうしたバイク関係の店が集まるようになった由来はわかりません。類は友を呼ぶ、の意でしょうか。
この街の中核と言える大手の店は、各種別に店舗を構えています。
・・・が。
なんと、数年前まであった「オフロード館」が無くなっている!
今は自転車関係の店になってしまいました。もともと品揃えが多かったわけではありませんが、それでも有ると無いでは大きな違い。
そんな関係もあり、このバイク街ではオフロード車の存在はかなり薄くなっています。オフロード派としてはあまり魅力がない街でもある。
それでもまったくオフ用品が無いわけではなく、いろいろ見比べるのならここも良いかも知れません。話のネタ、あるいは後学のため、と軽く考えることが出来るなら、一度行ってみると良いでしょう。その店舗数には圧倒されること請け合いです。
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