其の二 悟入谷林道

 養老山地に位置する悟入谷林道は、数少ない通り抜け可能な林道として知られてきました。
 しかし、ここ1年ほどの間に、途中で通行不能になっているという情報が聞こえてきています。
 その真相を確かめに行ってみました。



 三重県北部の北勢町と岐阜県南部の南濃町を結ぶ二之瀬越という峠付近に悟入谷はあります。
 通行不能が噂されているのはその北勢町側です。



 通行止めの情報は、林道の途中にガードレールでバリケードがもうけられているというものでした。しかし、今回その場所までもたどり着くことは出来ませんでした。作業中のための通行止めと言うことで、工事関係者とおぼしき車両がバリケード前にあり、また関係者らしき人が数人いました。

 この状態では、どうにも進入することは不可能です。そこで、反対側・二之瀬越付近から入って現地確認を試みます。



 しかし、途中で伐採作業用の索道とそのための機器が林道を完全にふさぐ形になりました。



 良くないことですが、左の写真の隙間ならバイクでならば通り抜けることは辛うじて可能ですが、そこから先はまったく不可能でした。
 規模の大きさから見ても、しばらくは残念ながら通行出来るようにはならないでしょう。

 また、今回訪れた本当の目的であるガードレールの箇所はどこでしょうか?この作業所はかなり北勢町側に近いところですから、ここからバリケード入り口までは何ほども距離がありません。その間に件の箇所があるのでしょう。今回はそこまでたどり着くことが出来なかったのが残念です。
 伐採事業による物となれば、そう簡単には終わりません。ここが通行可能になるまでは相当の日数(あるいは年数)を必要とするでしょう。それまで悟入谷林道はほとんど使えない林道ということになります。



 では、戻りがてら林道の紹介でも。
 渓流沿いのさわやかな道です。全般的に路面状況はよく、安心して走れます。



 これは林業機器ですね。道路加工用の車両ではないようですから、今以上の舗装工事が目的ではないようです。



 途中に分岐があります。
 右手は田代池を越えて多度山までの行き止まり林道ですが、そこそこの距離がある全線ダートです。
 左手は悟入谷の本線ですが、半分以上舗装されており、分岐からすぐ舗装路面が始まっています。



 このように、森の一部を企業が費用を出して管理しているところがあります。今はまだ何もありませんが、そのうち何か施設でもできあがるでしょうか?



 ダートと舗装が交互に現れます。ダートはいつ舗装されてもおかしくないほど締まった路面で、走りやすいのは良いですが、通り抜けできないだけに対向車は結構います。上部に田代池などもあり、また登山ルートでもあるので人通りはそこそこあるのです。
 そのような事情から、完全に通行止めになってしまうことは無い、と楽観していますが・・・

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