冬の間乗らなくても、春になればたいていの場合バイクは動かせるものですが。
それはでも普通の場合ですけどね。
車検が切れたバイクが1台。
電気系のトラブルでバッテリーが上がったバイクが1台。
どちらも、動きません・・・
仕方がないのでバイク屋まで持っていくことにしますが、私はトランポを使っていません。誰かに借りるにしても、カウル付きのファンデューロはワンボックスには積めません。
そこで、レンタカーでトラックを借りることにしました。
どうせ借りるなら、と、リフト付きのものにしてみました。
バイクを乗せるためには路板が必要ですし、それも一人で乗せるには180kgを越えるバイクはちょっと無理があります。そんな場合にリフト付きなら楽々上がるはずですから。
予約をしていなかったので近所の営業所には現車が無く、少し離れた営業所まで取りに行きました。車は預かってくれますから問題はありません。リフト付きトラック1台、12時間で8000円。よっぽど使うなら別ですが、トランポ買うより安いとも言えます。
リフトは油圧で昇降します。油圧はエンジンからではなく、24V電源による油圧ポンプが別体で付いています。これは主電源が無いようで、イタズラが怖いですが。
リフトになるゲートは手でロックしておくだけです。ロックを解除してゲートを倒せば荷台と同一面になります。
油圧ポンプのレバーを操作して油圧を抜けばゲートは下がります。
完全に下げるとこんな感じです。路面との段差は5cmもありません。
さて、今回積むのはこの2台です。650ccツアラーと400ccエンデューロ車。どちらも普通のトレール車に比べて大きいのでうまく積めるでしょうか。
こんな風になってしまいました。どうやっても後輪がリフト上に乗りません。仕方なくセンタースタンドを立てて乗せます。後輪は完全に空中です。
リフト自体は180kgの車体を軽々と持ち上げてくれます。しかしどうやってこれを荷台に移すのだ?
ハンドルでこじりながら、スタンドをずらしていくことで後輪がリフト上まで来ました。これでもう大丈夫、スタンドを外して普通に押していけばいいのです。
ファンデューロは、ね。
フサベルはどうしたかというと、写真撮ってる余裕がまったくありませんでした。
MT21のブロックの高さが十分にあったのでなんとか引っかかって上げることが出来ましたが、一つ間違えば転落する危険な状況でしたから。
上がってしまえば軽い車体ですから方向転換は問題なく積めましたが、2ton車では大型車クラスをリフトアップすることは止めた方が良い、というのが結論です。
250ccクラスならばホイールベースもそれほど長くないので問題はないでしょう。あとわずか20mm小さければ良かった程度ですから。
こうして2台積み込んで一息。
固定はラッシングベルトが一番ですが、2台積むには少し本数不足だったのでロープも使います。
サスが柔らかいファンデューロはちょっと苦労しました・・・というか、走っているうちに一回荷崩れして焦りました。この並びで正解でした。逆ならちょっと危なかったか・・・しっかり沈めておいた方が良いようです。フサベルは全然楽勝なのですが。
さて、バイク屋へGo!です。
乗せるときはリフトを使いましたが、降ろすときは結局路板と手を貸して頂き人力で降ろしました。
余談ながら。最近のトラックはリモコンシフトなので楽です。クラッチも異様に軽く乗りやすい。そのせいで返却した帰りに乗り換えた自分の車のクラッチがうまく合わせられなくて・・・