File37 忍び寄る魔の手

 とある冬の夜。
 仕事から帰っていつものようにバイクを見ると、なにやらビラがぶら下がっています。

 それがこの写真。

 そう、バイク買い取り業者が目を付けていったわけですね。
 実際問題3ヶ月も手すら触れていませんから、いかにも放置っぽい状態になっていますし、一台は車検切れ・メーター無しの状態。さらには隣の放置自転車が寄りかかっている・・・と。
 これはいかん、急いでカバーをしなければ。と言いつつまだ何もしていませんが。

 私の住む地域はわりあい静かな住宅街で、盗難や悪戯などがあまり聞かれないところでした。
 これまでも「オートバイ♪オートバイ♪」という例の買い取り業者が休日に走っているのを聞いたことはありますが、一部で聞かれる強硬手段が行われた様子はありません。
 それでもこうしてビラを貼られるのは安心しているわけには行けないですよね。少なくとも駐車場まで業者が入ってきたわけですから。
 会社の近くにナンバー無しの放置車(放置と言うにはあまりにも程度が良かったのですが)が1年以上路上に、それも強固なロックで電柱に縛ってあったのですが、そのバイクは同様のビラを貼られたあと、部品の盗難に遭いました。もっともそれは業者の仕業ではないでしょう。ナンバー無しのバイクにこうしたビラまで貼ってあってもまだ放置されている、ということはオーナーが既にそこにいないかあるいは関心が無かったわけでしょう。盗難に遭っても仕方ない状況だったと思います。
 だったら、売ってしまえば良かったのに・・・と思ってしまいますけどね。

 私は春になったら復活させますから、もちろん売る気はありませんよ。だって、売ったら買えないもの・・・
 しかし、このビラ、よく見てみると・・・


 「ビッグバイク・オフロード車」


 両方とも当てはまる(汗

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